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新型Steam Machine情報まとめ!Steam Deckの6倍以上の性能で4K/60fpsを実現するリビングルームPCの革命児!

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Valveが2025年11月に発表した新型「Steam Machine」は、コンソールの手軽さとPCゲームの持つ圧倒的な自由度とライブラリを融合させた、まさにリビングルームのためのゲーミングPC。

かつて2013年に登場した初代Steam Machinesとは違い、今回の新モデルはSteam Deckの成功を経てValveが社内で開発した据え置き型コンソール。

Steam Machineの基本情報から魅力まで、判明している情報をまとめた。

image-1024x482 新型Steam Machine情報まとめ!Steam Deckの6倍以上の性能で4K/60fpsを実現するリビングルームPCの革命児!

圧倒的なパフォーマンス:Steam Deckの6倍超のパワーをリビングに

新型Steam Machineの最大の魅力は、その強力な性能です。Valveは、本機が携帯型ゲーム機であるSteam Deckの6倍以上の性能を持つと公言している。


4K/60FPSゲーミングが目標
Steam Machineは、リビングのテレビでPCゲームを楽しむことを念頭に設計。セミカスタムのAMD Zen 4 CPUとRDNA 3 GPUを搭載し、AMDのアップスケーリング技術であるFSR(FidelityFX Super Resolution)を活用することで、4K解像度で60fpsのゲーミング体験を提供することを目標としている。さらに、最新のゲームに不可欠なレイトレーシング(RT)もサポート。

大画面でのPCゲーム体験
この性能により、PCゲーマーの膨大なSteamライブラリ全体、そしてお気に入りのAAAタイトルも含めて大画面で楽しむことができる。特に、より高度なGPU性能が必要とされるモダンなPCゲームを、家庭用ゲーム機感覚でプレイできる点が大きなポイントです。

リビングに溶け込む設計とカスタマイズ性

Steam Machineは、そのデザインと機能性もリビング環境を意識している。


コンパクトなキューブ型デザイン
本体は、およそ160mmの立方体に近い小型の筐体(幅156mm x 高さ152mm x 奥行き162mm)を採用。このサイズは、他の大型コンソール(例:PlayStation 5)と比較して、テレビの下などにもスッキリと収まるほど。本体の設計は熱力学に基づき、ファンを中心に構築されており、エンターテイメントセンター内での最小限のエアフローで動作するように設計されている。


カスタマイズ可能なLEDとフェイスプレート
前面下部には、色やアニメーションをカスタマイズできるLEDライトバーが搭載されており、ゲームのダウンロード状況や本体の起動状態を光で反映する。さらに、このLEDストリップの上にあるフロントプレートは磁石で簡単に取り外し可能で、3Dプリント用のファイルが公開される予定のため、ユーザーが独自のカスタムバージョンを作成可能。

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自由度の高いSteamOSと互換性
OSには、Steam Deckにも採用されているLinuxベースのSteamOSが搭載されており、ゲーム優先のユーザーエクスペリエンスを提供。また、ユーザーは自由に別のOSをダウンロードしたり、他所で購入したゲームやサードパーティ製アプリをインストールしたりすることが可能だという。

新型Steam Controllerとエコシステムの優位性

Steam Machineは、同時発表された新型「Steam Controller」とセットで提供される予定。

進化したSteam Controller
新しいコントローラーは、従来のゲームパッド入力に加えて、マウス操作を代替する2つのトラックパッドや、TMR(磁気抵抗)サムスティックを搭載している。TMRサムスティックは応答性が向上し、スティックドリフト耐性も高まっている。さらに、「GripSense」(グリップセンス)と呼ばれる機能により、コントローラーの持ち方を検出してジャイロ操作の起動/解除を行うなど、高度なモーションコントロールが可能に。Steam Machineは、このコントローラーでスリープ解除ができるよう基本設計されています。

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無料のオンラインプレイと巨大なライブラリ
オンラインプレイに月額料金が不要。また、世界最大のPCゲームプラットフォームであるSteamの膨大なゲームカタログと、頻繁に行われる大規模セールは、コンソールゲーマーにとっても大きな魅力となる。

高い携帯性と互換性
Steam Machineは、Steam Deckや新型VRヘッドセット「Steam Frame」といった他のValve製デバイスとの連携を前提として開発されている。MicroSDカードスロットが用意されており、既存のSteam Deck用のMicroSDカードを挿入して、インストール済みのゲームをそのままプレイできる。

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Steam Machine 基本情報まとめ

新型Steam Machineの主な仕様は以下の通り。これらの仕様は発売前に変更される可能性がある点にご注意ください。

Spec (仕様)Steam Machine (新型)
モデル構成512GB SSDモデル、2TB SSDモデル。Steam Controllerとのバンドル版、および単体版が用意される予定
発売/出荷時期2026年初頭より順次出荷予定 (Q1 2026が示唆)
価格未発表 (発売が近づいた段階で発表予定)
CPUSemi-custom AMD Zen 4 (6コア/12スレッド、最大4.8GHz, 30W TDP)
GPUSemi-custom AMD RDNA 3 (28CU, 2.45GHz 最大持続クロック, 110W TDP)
性能目標FSR使用で4K/60FPSゲーミングをサポート、レイトレーシング対応
RAM / VRAM16GB DDR5 + 8GB GDDR6 VRAM
ストレージ拡張MicroSDカードスロット、2230/2280 NVMe SSDs (換装)
OSSteamOS (Linuxベース)
I/O端子DisplayPort 1.4 (最大8K/60Hzまたは4K/240Hz)
HDMI 2.0 (最大4K/120Hz)
ギガビットイーサネット
USB-C 3.2 Gen 2 (10Gbps)
USB-Aポート x4 (前面USB 3 x2, 背面USB 2 x2)
電源内蔵電源 (AC 110-240V)
販売地域Steam Deckが出荷されている全地域、および日本、韓国、香港、台湾(KOMODO経由)に出荷される見込み

価格と発売日

現在、Steam Machineの正確な価格はまだ発表されていません。


Valveは生産やSKU(在庫管理単位)、正確な価格設定について最終的な詳細を詰めている段階であり、価格については「実際のリリースに近づいた時点」で明らかにするとしている。
一部の報道では、エントリーレベルのPCに近い価格設定になる可能性が示唆されており、コンソールゲーム機と比較すると高価になるかもしれないが、PCゲーミングの自由度と性能を考慮すれば非常に魅力的な選択肢となるだろう。


新型Steam Machineの出荷は2026年初頭を予定しており、日本国内では公式販売パートナーのKOMODOから販売予定。


従来のPCゲーム環境に不満を感じていたコンソールゲーマー、あるいは手軽にリビングでPCゲームを楽しみたいSteam Deckユーザーにとって、この「Steam Machine」は次のゲーム体験を大きく変える可能性を秘めている。今後の正式な価格発表と発売情報の続報に期待しよう!

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小学生のころからゲームの発売情報や中古の市場価格をまとめるのが趣味。 とにかく個人的な目線で発売情報やプレイ記録を投稿します。

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